ステビアの葉の部分には、独特の甘味があります。
これは砂糖の製法と同様、乾燥したステビアの葉から甘味成分を精製するのですが、この精製工程では、科学的な手法は全く使われていませんので、安全性について心配はありません。
ステビアの甘味には強い苦味があり、デザートや飲料には使いにくいものでした。
そのため当初は塩辛さを和らげるとして佃煮や味噌に、また酸味との調和をとるものとして甘酢の漬物などにのみ使われてきました。
しかし長年の研究や改良により、一般食品に使われるような甘味料として改善されてきたのです。
ステビアはなんと砂糖の300倍の甘味があるとされ、さらにカロリーは砂糖の90分の1という低カロリーです。
つまり、食品等に使用時もごく少ない使用量で十分な甘味を感じることができるため、実質的にノンカロリー、または低カロリーとしてダイエット食などに良く使われています。
ちなみに、ステビア自体はハーブとして、園芸店などで販売されていますが、栽培は難しいものではありません。
ベランダのプランターで大丈夫です。ハーブティーがお好きな方でしたら、葉をちぎって入れて飲むこともおすすめできます。
ただし、独特の甘味成分でもあるので、飲み始めは葉も少量にして調整しながら飲んでみることをお勧めします。