南米パラグアイ原産のステビアは、古くから使用されてきましたが
日本での歴史はまだまだ浅く、1971年に輸入が開始されました。
今から40年ほど前ですね。
当時は天然の甘味料として、日本にやってきました。
この時代、日本では人工甘味料のサッカリンやチクロなどが
発がん性の問題から使用が禁止されました。
これらに代わる安全で副作用がないものとしてステビアが
採用され、輸入されることとなりました。
一般的に広く知れ渡るようになったのは
ポカリスエットがステビア味を出してからではないでしょうか?
CM等で有名になったものの、副作用として不妊症になるとの
噂があり、製造が一時とまったこともありました。
しかし、再度研究の結果、そのような副作用や危険性がない事が
報告され、安全性も確立されています。
そのため現在では甘味料として清涼飲料水、菓子、漬物、健康食品、医薬品など
様々な商品に使われています。
もちろんハーブの一種として、各家庭のガーデニングで
ステビアの栽培が行われています。
種や苗などがインターネットだけでなく、園芸店などでも
安価な価格で購入することができます。
ステビア草は育て方がそれほど難しくなく、水と肥料さえ
あげていれば、初心者でも簡単にできます。
小さな白いキレイな花をつけますので、
一度栽培してみてもいいですね。
近年、ステビアが注目されているのは、甘味料としての
葉ではなく、これまで無用の長物として捨てられてきた茎の部分に
驚くべきパワーがあると発見されてからです。
これはJBBステビア研究所やステビア工業会らで
日夜調査研究がなされ、数多くの実験の末、
生まれました。
そうやって生み出されたステビア濃縮液は
ステビアエキスとして、医療・美容になどに
生かすべく様々な分野で日夜研究されています。
日本にやってきてから半世紀も経っていないステビアですが
驚くべく進化を遂げているのです。