野菜を摂らなくてはいけない、と思いつつも日本人の野菜摂取量は年々減っています。
厚生労働省は成人一人当たり350gの摂取基準を設けていますが、ある調査ではおよそ8割の人が不足しているそうです。
では野菜不足になると、どのようなことが起こるのでしょうか?
まず思いつくのは、食物繊維の不足による便秘、ビタミンの不足による肌あれや風邪などでしょう。
野菜不足が引き起こす作用は残念ながらこれだけではありません。
疲れ目やイライラなどはありませんか?
これも野菜不足が原因です。疲れ目はビタミンAが不足するとき、イライラはビタミンB6やビタミンB12、葉酸が不足すると出てくる症状です。
こうしてみると、私たちが不調を感じる際の多くの原因は野菜不足にあるのかもしれません。
そして野菜不足が加速すると、身体のちょっとした不調だけではすまなくなります。
風邪を引きやすくなるのは免疫力が低下するからですが、さらに低下するとウィルスの感染もしやすくなります。
疲れ目が進むと近視や夜盲症になる恐れもあります。
ビタミンEやベータカロチンが不足すると、血流が悪くなるので、高血圧や動脈硬化の原因になります。
便秘が続くと、腸内に毒素が溜まりやすくなり、活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素は全ての病気の根源といわれていますので、様々な病を発症してしまう可能性があります。
たかが野菜不足、されど野菜不足です。
いろいろな種類の野菜をたくさん食べることをまずは心がけるようにすることが大切です。